よくあるヘルパーさんとのトラブル【買い物編】

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家事にはどの家庭にも「ウチのやり方」があるものです。ヘルパーとのトラブルが発生するのは、多くの場合「ウチのやり方」が十分に伝わっていなかったことに原因があります。ホームヘルプサービスでのよくあるトラブルとその予防策を知っておきましょう。今回は、買い物でよくあるヘルパーさんとのトラブルです。

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お金と買うものの確認を。これを怠るとトラブルに!

「買い物」に関しては、金銭か買うものについてのトラブルがほとんどです。極端な例では、預けたお金やレシートをなくした、おつりが違う、頼んだ品物の買い忘れ、買い物間違いなど。たとえば、次のようなケースもあります。

【財布を紛失!】

Aさんはヘルパーさんに買い物を頼み、普段自分が使っている財布をキャッシュカードやクレジットカードが入ったまま渡した。ヘルパーさんがその財布をなくしてしまった。

【入っていたのは1万円札?5000円札?】

ヘルパーさんが買い物から帰ってきたら、おつりが合わない。Bさんは1万円札が入っていたはずといい、ヘルパーさんは5000円札だったという。出かける前にどちらも確認しなかった。

【そんなに時間がかかるなら…】

Cさんに頼まれた商品がいつもの店にはなかった。その場合はどうするか決めていなかったので、ヘルパーさんは片道20分かかる別の店まで行って購入。だが、Cさんは別のものでもよかった、その時間に別のことをしてほしかった。

【ストックがあったのに!】

「献立はまかせる」と言われ、ヘルパーさんが食材の買い出しに出かけた。家に戻り買ったものを報告したら、ほとんど家にあった。

買い物トラブルを防ぐカギは、「メモする」「確認する」「財布を渡さない」

まず、買うものをメモに書いて渡す、またはヘルパーさんにメモしてもらいましょう。買う店、商品名、メーカー、値段の上限などに指定があればそれも明記し、その商品がなかったらどうするか、買わずに帰るのか別の店で買うのかも決めておきます。食材を「適当に買ってきて」とまかせる時は、冷蔵庫やその他の食材の収納場所にあるストックを確認してから買い物に出てもらうようにします。

ヘルパーさんにとって、財布ごと渡されるのは、トラブルも起きやすくなり、実は非常に迷惑なことだと認識しておきましょう。面倒かもしれませんが、買い物代のみ入れた封筒や、買い物専用に別の財布などを用意し、いくら入っているのかをノートなどにきちんと書いておきます。買い物から戻ったら、レシート、買ったもの、おつりを確認することを忘れずに行いましょう。

まとめ

買い物でのトラブルを防ぐためには、メモをすること、確認することが大切です。買う店、商品名、メーカー、値段の上限などに指定があればそれも明記し、その商品がなかったらどうするか、買わずに帰るのか別の店で買うのかも決めておきましょう。また、冷蔵庫やその他の食材の収納場所にあるストックを確認してから買い物に出てもらうことによってもトラブルを回避できます。ホームヘルプサービスでのよくあるトラブルとその予防策を事前に知り、対策を行いましょう。

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記事協力:高齢生活研究所代表 浜田きよ子氏

出典:「介護の常識」講談社

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