認知症と判断されたらまずやるべき5つの事

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「自分の家族が認知症になってしまったらどうしよう・・・」まずは誰に相談すべきか、また本人とどう接していけばいいのでしょうか?
親が認知症と診断された時、ご本人もご家族もショックを受けると思います。
認知症に対するネガティブなイメージがそうさせてしまうのでしょう。
今日は、自分の経験を踏まえて認知症と判断されてからのお話をしたいと思います。
※すべての方に当てはまるとは限りませんが、ヒントになれば幸いです。

1.認知症の正しい知識を知る

認知症に対する理解不足のため、「なぜわからないの!」や「今日は何曜日?」「もうそれは何度も聞いた!」などと本人が傷つく言動をとってしまいがちです。そういった言動は、本人を苦しめ症状を悪化させる可能性があります。
まずは、認知症について医師の説明を詳しく聞いたり、本を読んだりして調べ、お互いに良い方向になるように努めましょう。
認知症のネガティブなイメージは、正しい知識を知ることでかなり和らぐと思われます。

 

2.まずは認知症である本人のケアをする

認知症であることは、医師からはっきり伝えられることが多いそうです。
私の場合、診察が終わってすぐに伝えられました。家族、本人も正直驚きましたが、まず受け入れる事がはじめのステップなのかもしれません。
本人は今までできていたことができない事に気づき、不安になったりイライラしたり不安定な精神状態になります。
「一番辛いのは本人」だと言う事を理解した上で、本人が心地よく生活できる環境をつくってあげましょう。ストレスを与えないようにする事で症状や問題行動を和らげることが期待できます。
また一日中家に閉じこもる事がないよう、デイサービスの利用など考えてみるのもよいかもしれません。とにかく本人に安心感を与えてあげましょう

 

3.利用できるサービスを知る

ご家族だけで悩んでいても、不安がつのるばかりです。相談窓口には経験豊富な介護の専門家が在籍しています。利用可能な制度や施設を紹介してくれますし相談も受けられます。
デイサービスを受けるには要介護認定を受ける必要がありますので病院で診断がでたら、市区町村の窓口か地域包括支援センターで申請しましょう。
年齢によって必要な書類が違うので、あらかじめ電話で確認しておくのがよいでしょう。

【困ったら相談しましょう】
安心介護
地域包括支援センター
介護相談・申請窓口一括検索

若年認知症の方であれば若年向けのデイサービスを探すのがよいかもしれません。高齢者の多い施設の場合、本人が抵抗を感じてしまうかもしれません。近隣にどのような施設があるか、地域包括支援センターに問い合わせてみてください。
できる限り介護サービスや施設などを上手に利用してご家族の負担を軽減していきましょう。

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4.介護経験者に相談をする

地域の「○○○の認知症の会」といった、情報交換をしている組織があります。
同じ立場の人たちがリアルな情報交換をしているので、悩みが軽減されて家族の気持ちが楽になります。病院の医師とは違った視点で良いアドバイスがあるかもしれません。また、親戚やご近所に同じような境遇の方がいたら相談してみるとよいかもしれません。マニュアル通りの対処法では、なかなかうまくいかない場合もあるからです。

 

5.ご近所さんや親戚に認知症である事を知ってもらう

何かあった時に頼りになるのはご近所さんです。私自身もご近所の方には何度もお世話になりました。徘徊などの症状がある方は特に知ってもらう事が大事かと思います。
特に認知症になった本人が遠方の場合は、ご近所さんに知っていてもらうと少し気分も楽になるのではないでしょうか?
ご近所さんや親戚に悪口を言いふらしてしまう場合もあるので、交友関係がある場合は事情を知ってもらうのがよいでしょう。できるだけ挨拶など積極的に行い、顔を覚えてもらうのもよいかもしれません。認知症であることを隠さなくてもいいのです。

 

まとめ

「認知症になったらもう最後」なんて思う必要はなく、様々な方法があります。
しかし情報は自ら取りにいかなければ、何も始まりません。
介護者の方の余裕がなければ、本人を追い詰めることになってしまいます。
お互いに信頼関係を大事にし、心にゆとりのある生活を実現できるように努めましょう。なぜなら家族の接し方次第で認知症の進行を遅らせたり、改善が期待できたりするからです。

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