【実例紹介】尿モレの多い寝たきり男性が、紙おむつを使わなくなるまで。

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尿モレの問題は、介護する方・介護される方にとっても切実な問題ですよね。実は、排尿のパターンをきちんと把握することで、尿モレを改善できることがあります。場合によっては、テープ型紙おむつを使用していた方が、尿パッドと布パンツで生活できるまで改善したケースもあるのです。実際にあったケースを参考に、尿モレ解決の対策法について考えます。

寝たきり介護の方の尿モレを改善した具体策とは?

84歳のAさん(男性)は、脳梗塞で倒れた5年前からベッドでの生活を送っています。身体の左側が全く動かない片まひで、座ることは何とかできましたが、歩くことは困難な状態です。介護度は4、ほぼ寝たきりでしたので、入所した介護施設では、テープ型紙おむつと尿パットをつけて生活していました。尿量の多い方で、おむつからの漏れがしばしばみられ、おむつの漏れにより着替えをする時はいつもしかめっ面でとても不快そうです。施設職員は、尿モレへの対処のため、男性用のパッドを陰茎に巻き付け(いわゆる貝巻き)漏れに対応しようとしましたが、うまくいきませんでした。

まずは「排尿パターン」を知る

Aさんの排尿量は多いというだけで、どれぐらいの量が、いつ出ているのかは全くわかりません。そこで「排尿日誌」をつけてみることに。食事や飲料の量、おむつ交換の時間や交換の際に吸収した紙おむつの重さを測って、おおよその排尿量を推定しました。日誌を付けることで、Aさんの排尿パターンが少しずつ把握できるようになり、「起床してすぐ」と、「夕食1時間後」に多量の排尿があることがわかりました。
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おむつ以外の選択肢を考える

そこで、Aさんの排尿パターンから、そのタイミングに合わせて、横向き寝の状態で、職員が介助し安楽尿器での排尿を試してもらうことに。勢いよく尿器に排尿できたときは職員から思わず拍手が沸き起こりました。Aさんも満面の笑みでその拍手に応えました。その後、Aさんは尿器を使うことで、多量の排尿時の対応ができるようになり、漏れがなくなりました。テープ止め紙おむつを使わなくても、布パンツと尿パッドでの生活を送ることができるようになり、大変喜んでおられます。

まとめ

今回の事例は、おむつからの尿漏れの課題のために、排尿パターンを知り、多量の排尿に対応できるツール(安楽尿器)を使用することで課題解決に至ったものです。おむつの装着や尿漏れがAさんにとっては不快なものであり、その解決にもなっていることが重要な視点と言えます。

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