データで見る介護の現在・過去・未来  その1「高齢化社会」

政府や研究機関、シンクタンクなどから、介護に関するいろいろな調査結果が発表されます。その中の数値(データ)は、社会や介護の状況をイメージで捉えやすくしてくれます。様々なデータから介護の過去〜未来を眺めてみましょう。

データで見る介護の現在・過去・未来 その1「高齢化社会」
データで見る介護の現在・過去・未来 その2「高齢者の家族と世帯」
データで見る介護の現在・過去・未来 その3「高齢者の介護」
データで見る介護の現在・過去・未来 その4「地域別に見た人口」
データで見る介護の現在・過去・未来 その5「高齢者の生活環境」
データで見る介護の現在・過去・未来 その6「介護人材の需給バランス」
データで見る介護の現在・過去・未来 その7「介護職員の就業環境」
 

総人口「128,000,000人」高齢者人口「33,000,000人」→「26.0%」

日本の総人口は、平成26年10月1日現在1億2,800万人。そのうち65歳以上の高齢者は3,300万人となり、高齢化率(総人口に占める65歳以上高齢者の割合)は、26.0%となりました。総人口は、平成23年から4年連続の減少。65歳以上の高齢者数および高齢化率は過去最高の値でした。(平成27年版高齢社会白書 内閣府)データで見る②

高齢化推移と将来推計(平成27年版高齢社会白書 内閣府)

データで見る③

 

201533,950,000人」「202536,570,000人」「204238,780,000人」

高齢者人口は、「団塊の世代」が65歳以上となる平成27(2015)年には3,395万人、「団塊の世代」が75歳以上となる平成37(2025)年には3,657万人に。平成54(2042)年に3,878万人でピークを迎え、その後は減少に転じると推計されています。(平成27年版高齢社会白書 内閣府)
データで見る④

20353人に1人」「20602.5人に1人」

今後総人口は減少しますが、高齢者が増加することにより高齢化率は上昇を続けます。平成47(2035)年に33.4%で3人に1人。平成54(2042)年以降は高齢者人口が減少に転じますが高齢化率は上昇を続け、平成72(2060)年には39.9%にも達します。国民の約2.5人に1人が65歳以上と推計されます。総人口に占める75歳以上人口の割合も上昇を続け、「団塊ジュニア」が75歳以上となった後に、平成72(2060)年には26.9%となり、4人に1人が75歳以上の高齢者となると推計されます。(平成27年版高齢社会白書 内閣府)
データで見る⑤データで見る⑥

2060年 1.31

65歳以上の高齢者人口と15~64歳人口の比率をみてみると、昭和25(1950)年には1人の高齢者に対して12.1人の現役世代(15~64歳の者)、平成27(2015)年には高齢者1人に対して現役世代2.3人になっています。今後、高齢化率は上昇を続け、現役世代の割合は低下し、平成72(2060)年には、1人の高齢者に対して1.3人の現役世代が支えることになります。(平成27年版高齢社会白書 内閣府)
データで見る⑦

データで見る介護の現在・過去・未来 その1「高齢化社会」
データで見る介護の現在・過去・未来 その2「高齢者の家族と世帯」
データで見る介護の現在・過去・未来 その3「高齢者の介護」
データで見る介護の現在・過去・未来 その4「地域別に見た人口」
データで見る介護の現在・過去・未来 その5「高齢者の生活環境」
データで見る介護の現在・過去・未来 その6「介護人材の需給バランス」
データで見る介護の現在・過去・未来 その7「介護職員の就業環境」

まとめ

日本は人類史上初めての超高齢化社会に突入しています。それは今後も続いていきます。それと同時に、高齢者を支える若い世代が減少しているのが大きな特徴です。既に人口減少は始まっています。次は、世帯(家族)という視点でデータを見てみましょう。