コレだけは知っておきたい!正しい介護食の考え方

高齢者の食事

私たちは、毎日当たり前のように食べ物を噛み、飲み込んでいますが、年をとると歯が悪くなり、飲み込む力も衰えてきます。高齢者に合った食事作りは、健康をサポートするために欠かせない要素の1つです。

介護食の正しい知識とは

高齢者の方が元気に生活をするためには、ご本人と周囲の方が食事について正しい知識を持ち、ご本人にとって良い食事を摂るように心がけることが大切です。
昔は高齢者には粗食や和食が良いとされていましたが、今はそうではない事もあるそうです。下記のポイントを参考にしながら、一度医師に相談してから本人にあったレシピを考えてみてください。

●ポイント①とにかくバランスの良い食事を
主食、主菜、副菜を意識し、1日3食しっかりと食事を摂り栄養が偏らないようにしましょう。
●ポイント②脱水症状にならないよう水分補給も忘れずに
夏になると脱水症状を起こしてしまう方が多いのは、喉の渇きを感じなくなっているからだそうです。骨が弱くなりがちな高齢の方にはカルシウムの多い牛乳が良いとされています。
●ポイント③咀嚼嚥下能力が低下した方には「とろみ剤」などで食べやすく
本人の噛む力や、飲み込む力に合わせて、材料の大きさなどの工夫が必要です。場合によっては、咀嚼嚥下能力が低下した方向けの食事補助剤である「とろみ剤」を使って、飲み込みやすくします。
●ポイント④味は健康面を配慮してできるだけ薄く
味覚が低下した高齢者にとって、どうしても濃い味付けのものを好むようになってしまいます。血圧などにも影響してしまうので、注意が必要です。

介護食は「一緒に食べる」と美味しい

大好きな料理が美味しく感じない…。一人暮らしで、おひとりで食事をする方なら経験した事はないでしょうか。これはあくまでも個人的な意見ですが、例えば病院で食べる食事をあまり美味しく感じないのも、ネガティブな雰囲気がそうさせているのではないかと思います。年をとっても楽しい雰囲気で誰かといっしょに食事をしたいですよね。
介護される生活は、ネガティブな出来事も多いです。でも過去の楽しい食事の思い出が紐づいた時にきっと笑顔になってくれるような気がします。

ただ空腹を満たすのではなく、高齢者が健やかな生活を過ごすために、健康な食事や、その場の雰囲気はとても重要な意味を持っているのです。

近年注目されている「介護食士」って?

介護食士は、栄養士や調理師などの、介護を専門職としない方にも人気のある資格だそうです。介護食士が活躍できる場としてグループホームや介護施設や病院などがあげられます。

資格をとるには
介護食士には、1級から3級の種別があります。
受講は公益社団法人全国調理職業訓練協会が指定している、全国のスクールで受けることができ、3級は受講資格不要で誰でも受講できます。受講費用はスクールによって異なるそうですが、おおよそ7〜9万円程度となり、認定資格の中では比較的低価格で受講することができます。
介護食士としての求人はまだニーズがないようですが、超高齢社会の中、今後注目されていく資格ではないかと思われます。

まとめ

「食べることは生きること」とよく聞きます。おいしい食事だと、とても幸せな満足感を得る事ができて元気がでますよね。しかし高齢者の場合は、飲み込む力が弱くなるため、ただおいしいレシピではなく、安全面や栄養面についても考えなければなりません。それは料理をする側にも大きな負担となってしまうのではないでしょうか。まずは、食べる方の噛む力や飲み込む力に合わせた介護食を知る事が重要ですので、一度医師に相談するのがよいかもしれません。
介護食は、ミキサーにかける食事や材料を細かく刻んだ食事など、いろいろな段階に区分されますが、当サイト「だれでも介護食レシピ」では容易に噛める方向けのレシピもご紹介しています。
家事経験や介護経験のない男性でも、簡単に料理が始められるように、この「だれでも介護食レシピ」を考案しました。
引き続き食べる人も作る人も笑顔になれるレシピをお届けしたいと思います。

出典元URL:いい健康どっとこむ
http://www.ee-kenkou.com/shokukji/koureisha.html