1960年代 高齢者福祉政策の始まり(1960年の高齢化率は5.7%)

1963年
老人福祉法制定

◇特別養護老人ホーム創設 ◇老人家庭奉仕員(ホームヘルパー)法制化

1964年
東海道新幹線開通

丸い鼻の0系は日本の技術を世界に証明する存在として人々を熱狂させました。


東京オリンピック開催

アジア地域で初めて開催されたオリンピック。日本は金メダル16個を獲得する大活躍をみせました。
当時、国民はテレビに釘付けとなり、女子バレーボールの日本対ソ連戦では視聴率が95%近くまであがりました。

1965年
高齢化率は6.3%
1965年
トーヨー衛材株式会社創立(資本金100万円)社員6名

日本が高度経済成長の最中、リブドゥコーポレーションの前身であるトーヨー衛材
株式会社が創立されました。
1965年4月1日、代表取締役社長に就任した宇田直正を含め6人のメンバーでのスタートでした。

1967年
産院・病院のニーズを熱心に聴き取り、独自に開発した
『お産用パッド』が業界標準となりました。

「出産時に生理用ナプキンの大判のようなものがあれば重宝」そんな話から、
お産用ナプキン「お産パッド」の製造がスタートし、これがお産用ナプキンの業界標準となりました。

1970年代 日本は高齢化社会に突入しました。(1970年の高齢化率は7.1%)
老人医療費の増大

1970年
日本万国博覧会(大阪万博)が開会

期中は6421万人もの人々が大阪に集まり過去最大の国際博覧会となりました。

1973年
老人医療費無料化
1974年
日本で初めて『粉砕パルプ』を大人用紙おむつに採用

1973年の第一次オイルショック後、大人用紙おむつのコストダウンを図るため、
粉砕パルプを吸収体として採用しました。また現在、販売されている大人用紙おむつのほぼ全てが粉砕パルプを採用しています。

※粉砕パルプとは・・・水分を吸収するための素材に『パルプ』という原材料を使います。
このパルプを砕いて綿状にしたものです。

1975年
出産ギフトに詰合せるベビー用紙おむつ
(フラットタイプ)を企画・販売

このジャンルでシェア90%に。このベビー用フラットタイプは現在の尿パッドの規格の原型となりました。

1980年代 社会的入院や寝たきり老人の社会的問題化(1980年の高齢化率は9.1%)

1982年
老人保健法の制定

◇老人医療費の一定額負担の導入等

1983年
東京ディズニーランドが開園

今では、日本を代表するテーマパークとなったディズニーランドが開園しました。
開園から1年で来場者数も1000万人を突破しました。

1983年
新技術・新デバイスを満載した新しいベビー用紙おむつ
『ぴぴ』がヒット。大手メーカーの参入が続く中、順調に
売り上げを伸ばしました。

1980年前後から、大手メーカーが紙おむつ市場に続々と参入。この厳しい市場に真っ正面から取り組み商品化したのが、新しいベビー用紙おむつ「ぴぴ」。高い技術・品質を厳しく求めて優れた商品をつくり出した経験が後に当社の発展へとつながりました。

1984年
世界で初めてウレタンスパンデックス弾性糸を紙おむつの
ギャザーとして使用しました。

現在では世界的に100%使用されているウレタンスパンデックス糸を紙おむつ弾性材として世界で初めて使用することに成功しました。

1985年
NTTが最初のハンディタイプ携帯電話機「ショルダーホン」発売

電話機の重量も約3kgと重かったため、携帯時はショルダーバッグのように肩にかけて持ち出す必要がありました。

1987年
徳島工場(現徳島三野工場)新設

安定供給に向けて、徳島工場を新設しました。

1988年
テープ式大人用紙おむつ「スーパーリフレ」発売

開発着手から4年の歳月をかけ、当社の看板商品となったスーパーリフレを発売。性能面ではソフトなウエストギャザー、ワイドなファスニングテープ、立体ギャザーを採用。体にぴったりフィットしてモレを防ぐ紙おむつをめざしました。
この商品の販売を機に、当社はベビー用から大人用へ再び大きく舵を切ることになりました。また、スーパーリフレの開発は、後の「はくパンツ®」開発の布石となりました。

テープ式紙おむつの補助パッドとして
尿パッド「女性用」発売

スーパーリフレに続いて、この年にはもう一つのヒット商品が発売されました。NEWシートよりも、ぐんとコンパクトで、テープ式紙おむつの中に入れてもかさばらない、パッドタイプの紙おむつです。「女性用」に特化した商品を開発したのでした。

1989年
ゴールドプラン(高齢者保健福祉推進十か年戦略)の策定

◇施設緊急整備と在宅福祉の推進

1990年代 ゴールドプランの推進(1990年の高齢化率は12.1%)
介護保険制度の導入準備

1994年
日本は高齢社会に突入しました。(高齢化率は14.1%)
新ゴールドプラン(新・高齢者保健福祉推進十か年戦略)の策定

◇在宅介護の充実

1995年
世界で初めて大人用『はくパンツ®』を発売

コンセプトは、軽失禁に悩む人が、明るく元気に外出できるように、下着感覚で使える紙おむつです。「おむつはイヤ」という方でも抵抗なく使っていただけるように、上げ下げできるパンツタイプを採用。失禁の不安をとりのぞき、外出を楽しめるように、動きやすさや目立ちにくさにも配慮しました。1990年の開発着手から5年。スーパーリフレに続いての大ヒット商品となりました。

1996年
連立与党3党政策合意

介護保険制度創設に関する「与党合意事項」

1997年
高齢者人口が年少人口(0〜14歳)を上回りました。(高齢化率は15.7%)
1997年
徳島貞光工場新設

徳島三野工場での経験を活かし、動線を意識した徳島貞光工場を新設しました。

1997年
介護保険法成立
1998年
長野冬季オリンピック開催

20世紀最後の冬季オリンピックに選ばれたのは日本の長野県でした。この大会で日本勢は、スキージャンプ、
スピードスケートなどでメダルを獲得し、日本全体が感動し魅了されました。

2000年代 介護保険制度の実施(2000年の高齢化率は17.4%)

2000年
介護保険法施行
2000年
企業理念を制定

国立京都国際会館に全社員が一堂に会し、企業理念制定式を行いました。企業理念の制定は今日の発展の起点となりました。


「安心パッド」発売

生活習慣の変化やストレスの増加などで、比較的若い世代でも軽失禁に悩む人が増加。そこで軽失禁ケアの商品を開発するにあたり、「軽失禁を忘れる」安心・快適な使用感を追求。下着一枚で過ごしているのと変わらない感覚でありながら、尿をしっかりと吸収し、気になるニオイも防ぐというまったく新しいカテゴリーの商品で発売以来、
売上は急増。その後も改良が加えられ、今なお、多くの人に支持されています。


ベビー用紙おむつから撤退

以降、メディカル事業に注力することになりました。

2000年
手術用キット製品の販売を開始

手術室で使用するガウンやドレープなど不織布製品の製造・販売をきっかけに、当時アメリカで主流となりつつあった手術用キットに目をつけました。将来日本の医療業界でも必ず需要が高まると確信し、新規に参入しました。

2001年
大阪府にユニバーサル・スタジオ・ジャパン開園

映画の中にいるかのような体験ができ、興奮と感動を提供するテーマパークが大阪にオープンしました。

2001年
フィロソフィーブランド『Livedo®』を導入。

会社と社員の志や理念を表すフィロソフィーブランドを導入。企業としての存在感を市場にアピールすると同時に、会社と社員一人ひとりの想いをひとつにすることを目標としました。これによって「めざす会社の姿=社員一人ひとりの“なりたい”自分」という、会社と社員の新しい関係性を樹立。全社一丸となって取り組む姿勢を、明確に打ち出しました。

2002年
「トーヨー衛材」から「リブドゥコーポレーション」へ

リブドゥ(Livedo)はlive + Doで「力強く生きる」「輝いて生きる」という意味。また躍動感あふれるシンボルマークは、湧きあがる生命力、いのち、生きる力、変化し進化することそのものを表現しています。 将来への決意を込めた企業理念を掲げ、リブドゥコーポレーションは介護(care)と治療(cure)の両面から、大きく変革を迫られている社会に新しい価値を創造し、一人ひとりの「生きる力」を応援する「医療の総合サプライヤー」をめざすことを宣言しました。

2004年
徳島市場工場を新設

大人用紙おむつのニーズの高まりに応えるため、徳島市場工場を新設しました。


LiveDo USA, Inc.を開設

長年の夢であった海外進出の第一歩となるLiveDo USA(米国工場)を開設しました。


2005年
SCKブランドを展開

日本の医療現場に合わせて開発された、手術材料準備業務の標準化をめざす独自のブランド「SCK®」を展開。手術で使われる医療材料を分析したうえで、その組織に最適な手術用キットを提案することで、看護師の付帯業務の削減や煩雑になりがちな手術材料の標準化を後押ししました。

2006年
東日本の生産拠点として栃木芳賀工場を新設

お客様のニーズへの素早い対応や生産拠点集中に伴うリスク分散のため、栃木芳賀工場を新設しました。


花王株式会社と業務・資本提携

世界初!へんしん自在ピタッチパンツ発売

トイレではパンツタイプ・ベッドではテープタイプと使い分けるのは手間もコストもかかるもの。そこで登場したのが、両方の機能を兼備した2WAYパンツタイプ。
世界初の試みです。

2007年
世界に先がけて日本は超高齢社会に突入しました。(高齢化率は21.5%)

2010年代 高齢者の居住の安定確保に関する法律の改正(2010年の高齢化率は23.0%)

2010年
簡単テープ止めタイプに今までにないサイズを追加

ベビー用の紙おむつでは小さすぎるし、大人用では大きすぎるといったお客様の切実な訴えから開発された、今までに無かった新サイズのテープ止めタイプ(SSサイズ)がラインアップに加わりました。

2011年
Orange Renaissance2011を挙行

Livedoに革新を!Orange Renaissance 2011(企業理念制定10周年記念行事)を開催!
建国記念の日である2月11日、全社員(家族を含めて約1,300人)が東京ディズニーランドに集結し、『Orange Renaissance 2011』を開催しました。リブドゥコーポレーション(トーヨー衛材)のこれまでの歩みと現在の姿、そして将来のあるべき姿を全社員で確認する式典として盛大に開催されました。Livedoのあるべき姿として、「Livedo-Vision2020」が発表され、全社員でLivedoのめざすべき方向を確認・共有しました。

2011年
3.11 東日本大震災
2012年
SCKネットワークを展開

手術室を様々な角度から分析・調査し、それぞれの病院に最適なソリューションを提案するSCKネットワークを展開。「キットは標準化、ソリューションサービスはカスタマイズ」を合言葉に、手術室運営について幅広い支援活動を開始しました。

2012年
東京スカイツリーオープン

高さ634mは世界一の電波塔です。オープンして4日目で来場者100万人を突破し、
東京ソラマチやプラネタリウムなど商業施設も充実していて、東京の新たな観光名所になっています。

2012年
第3回メディア・ユニバーサル・デザインコンペティションにおいて、リフレ「はくパンツ®」のパッケージデザインが奨励賞を受賞

「メディア・ユニバーサルデザイン」とは、「文字の使い方」や「色の使い方」などに様々な配慮や工夫を加えることで、高齢者・障がい者など、誰もが使いやすく、見やすいメディアを構成するデザインです。介護する方、される方が高齢者となっていく現状において、商品情報をわかりやすく、見やすくすることはとても重要なことです。実際に販売されている商品に、このメディア・ユニバーサルデザインを積極的に導入していった試みが評価されました。

2013年
日本で4人に1人が高齢者に。(高齢化率は25.0%)
2013年
愛媛新居浜工場新設

手術用キット市場のさらなる拡大のもと、「人と環境に優しい」「クリーンで安全」「自然との調和」をコンセプトに掲げた愛媛新居浜工場が稼働しました。


新たなソリューションツールを展開

手術室を中心に病院経営改善のパートナーとして培ってきたノウハウをもとに、さらに高度なソリューションツールを開発。病院の環境や状況に合わせた最適なソリューションの提供を通じて、医療現場の改革をサポートしています。

2014年
JIPAインテリアプランニングアワード2014において、
愛媛新居浜工場が入選

日本インテリアプランナー協会(JIPA)が主催する、優れたインテリア作品を審査し表彰する「JIPAインテリアプランニングアワード2014」において、愛媛新居浜工場が入選しました。

2015年
4月1日創立50周年をむかえました。

創立50周年のキャッチフレーズを
「生きる力を応援します これまでも これからも」
と掲げ、来たるべき新しい未来の創造に向けて力強く歩みを続けてまいります。