<省資源化>
さまざまな省エネ活動
わたしたちは、工場の省エネ活動に取り組み、
地球環境にやさしく、生産効率のよいモノづくりをめざしています。
オール電化にともなうCO2の削減
現在、エネルギー全般に関して「CO2排出削減活動」に取り組んでいます。まずは「三野工場をオール電化工場にしよう」というところから始まりました。つまり、「石油、化石燃料を一切使わない工場をめざす」ということです。ボイラーやフォークリフトなど、重油やガソリンなどで動いていたものをすべて電化しました。電気だと石油に比べてコストが逆に高くなるわけですが、そこを「一つの機械あたりの電気の使用量を少なくなるように設計自体を変える」などの工夫により解決してきました。三野工場のCO2排出量でいうと、前年度比20%削減を達成しました。
CO2削減と省エネを両立するさまざまなアイデア
オール電化時の工夫例としては、ボイラーを撤去して新しく設置した『デンマーク製の新しいダクトと空調設備』です。この空調ダクトはキャンバス地でできており、冷房・暖房・送風において非常に風がマイルドに送り出される構造になっています。優しく風が吹き出すので製品を汚すことがなく、さらには広範囲を均一に空調することも可能になるんです。CO2の削減量でいうと、前年度比で約15%削減できた計算になります。あとは、LED電灯。工場内の電灯を省エネタイプのLED蛍光灯に変更しました。その際に、電灯ケースに「高効率反射板」を採用し、少ない明りでも効率よく拡散するように工夫しました。工場トータルで省エネ設計をするときには、「最低でも工場内にどれぐらいの明るさが必要か」という視点から考え直します。配光から設置位置も変更することで本数を見直し、電灯の数を減らすことで、更なる消費電力の低下とコストダウンを実現しました。
省エネ活動を啓蒙するECOサークル「リフレンズ・ループ」の立ち上げ
オール電化や省エネの取り組みを始めるようになって、生産現場のスタッフたちが興味を持ってくれるようになりました。この度、エコサークル『リフレンズ・ループ』が立ち上がりました。サークル名は、「リフレ+フレンズ+ループ」を掛け合わせた造語なんですよ。このサークルを通じて、社員に対して啓蒙活動を行っていきたいと考えています。そして、地域にも目を向けて、工場の省エネや環境保全への貢献ができるというのが、私の理想です。