突然の介護への備え まずは親と子で介護の話をしよう

最近、「親の介護」が原因で40代以降の方の離職が増えてきているそうです。突然起こる介護とどう向き合っていくべきか、まだ若い世代の人も後回しにせず、今のうちに考えておかねばならない問題ではないでしょうか。

親の介護は突然やってくる

自分の家族が、突然介護が必要な状態になり想像もしていなかった状況にパニックになってしまう。突然の出来事で、一人で抱え込んでしまう人が多いそうですが、今から備えておけることはあるのでしょうか。誰が介護をするのか・・誰がお金をだすの?・・・親の介護をめぐって家族同士で、もめ事が起きるのはさけたいですよね。

親の本音や希望が、いろいろな介護計画の判断基準になってくるはずなのですが、介護が必要な状況になってからでは、既に本人は希望を正確に伝えることができない場合が想定できるため、ご本人の理想に沿った介護が難くなるかもしれません。元気なうちにしっかりと親の本音を聞いておくのも大切です。

介護にかかる費用って?介護と仕事の両立は可能?

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親の介護でリアルに準備できるのは、介護費用でしょうか。

要介護度などにより差があるものの、介護サービスの使い方やどのような状態で生活するのかで大きく変わってきます。親の年金で足りない場合は、もちろん家族で出費することとなりますので、親の年金額を知っておくことも必要になります。地域のケアマネージャーと相談しながら介護予算を計算するのもよいかもしれません。また、介護との両立をしながら仕事をするには、どうしたらいいのでしょうか?

もちろん両立するのは、負担が大きくなりますし、精神的にきつくなることが予測できます。しかし、仕事を辞めてしまうと、当たり前ですが収入がなくなります。どうやって生活していくかなど、具体的に考える必要があります。地域の施設やサービスがあるので、積極的に相談し協力してもらう環境を整えることが大事です。

また、公的な介護保険サービスの仕組みや手続きなど、様々な情報が必要になります。公的なサービスは日々変わっていきますので、今からでも情報の収集は始めておきましょう。
とにかく利用できる介護サービスはフル活用しましょう。

まとめ

特に在宅介護になると、精神的・体力的にもご家族はつらくなると思います。完璧な介護を目指すのではなく、介護する側とされる側が、ゆとりを持って生きていけることが大事です。親を大切に思う気持ちがマイナスな方向にならないよう、知識と経験のある専門家に相談をしながら情報を集めましょう。

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