“お笑い”で介護現場を明るく元気に! 話題の「介護エンターテイナー」とは?(前編)

少しでいいから笑って介護したい。そんな介護する人たちのささやかな願いをカタチにするため、「人生のラストに“笑い”と“生きがい”を!」をモットーに、楽しい介護の普及に力を尽くす介護エンターテイナーの石田竜生さん。メディアや介護業界から注目を集める“笑顔”と“生きがい”を生み出すコミュニケーションについてお聞きしました。

“お笑い”で介護現場を明るく元気に! 話題の「介護エンターテイナー」とは?(前編)
“お笑い”で介護現場を明るく元気に! 話題の「介護エンターテイナー」とは?(後編)

「作業療法士」で「お笑い芸人」。二刀流の日々で気づいたこと。

 
作業療法士でフリーのお笑い芸人、舞台俳優でもある石田竜生さん。大学卒業後、介護老人保健施設で作業療法士として働き始めたもの、小さい頃から夢だったお笑い芸人を目指して吉本興業のお笑い芸人養成所であるNSCに入学しました。NSC卒業後はプロ芸人とともにアマチュアとして舞台に立つ一方で、デイケアセンターで作業療法士の仕事をする二足のわらじ生活を5年に渡って続けてきました。

「M-1やR-1などのコンテストのほか、baseよしもと出演など、お笑い中心の生活を送りながら、パート勤務で作業療法士として働いていました。30歳になったときに芸人中心の働き方に悩む中、介護施設でのボランティア活動がきっかけで、介護とお笑いの相性の良さに気づきました」と石田さん。お笑いと体操を交えたレクリエーションで、利用者さんの表情がどんどん柔らかになっていく様子に驚きを隠せなかったといいます。

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介護に関わる人に心地よい空間を提供する介護エンターテイナー。
介護に“笑い”を取り入れ、現場に笑顔を生む「介護エンターテイナー」に!

ボランティア活動で目の当たりにしたお年寄りの変化に「利用者さんの笑顔が自分のやる気にもつながることに気づいて、お笑いの要素を取り入れた介護なら、利用者さんも介護士さんも前向きに過ごせると思いました」と石田さん。

そこでお笑いと介護を掛け合わせた“介護エンターテイナー”として活動を始めました。

「エンターテイナーとは、心地よい空間を生み出す人。だから利用者さんにとって心地よい空間をつくることを目的に、リハビリと娯楽を掛け合わせたプログラムを作りました。体操の中に“笑い”をたくさん取り入れて、体も心も元気になってもらう内容です。たくさんの人に知ってもらって、毎日の介護に笑いと生きがいを取り入れたら、きっと介護は変わります」。

▽プログラムの内容はこちら(動画)

介護エンターテイナーの肩書きには、「固定概念にとらわれることなく介護と向き合っていきたい気持ちを込めています」という石田さん。芸人で培ったコミュニケーション術を活かして、利用者さんを楽しませるリハビリを、介護士や看護師、作業療法士に伝授するため、全国で講演やセミナー活動を精力的に行なっています。

「笑いは介護にとって特効薬。誰も損しないですよね。」とステキな笑顔で語る石田さん。介護現場を“笑い”でいっぱいにし、おじいちゃんおばあちゃんに“生きがい”を持ってもらう活動に注目が集まっています。

“お笑い”で介護現場を明るく元気に! 話題の「介護エンターテイナー」とは?(後編)

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【プロフィール】

介護エンターテイメント協会代表 石田竜生さん

介護施設で作業療法士として働きながら、吉本の養成所に通い、お笑い芸人・舞台俳優の活動を続けている。芸人・舞台俳優活動で培った技術を生かして、日本介護エンターテイメント協会を設立。『人生のラストに「笑い」と「生きがい」を』モットーに「介護エンターテイナー(R)」と名乗り活動している。リハビリ体操に、笑いのアクセント、エンタメ性いっぱいのアクティビティなどを取り入れ、介護現場を「笑い」でいっぱいにする為に、日本全国でボランティアやセミナーを開催中。

MAIL pontatu727@gmail.com

【関連情報】

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