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節句人形の由来 こんな場合には
お祝いのしかた    

~桃の節句(3月3日)~

元々は、人形(ひとがた)、あるいは形代(かたしろ)と呼ぶ草木あるいは紙や藁で作った素朴な人形に、自分の災厄を移して海や川に流した祓いの行事と、平安時代に始まるお人形遊び(ひいな遊び)とが、長い時をかけて結びついていき、「ひな祭り」となりました。ですから、ひな人形を飾ることには、ひな人形が身代わりとなり、その子に災いがふりかからないようにとの願いが込められています。

 

~端午の節句(5月5日)~

鎧や兜を飾ることは、武家社会から生まれた風習で、身の安全を願って神社にお参りするときに、鎧や兜を奉納するしきたりに由来しています。現在は鎧兜の"身体を守る物"という意味が重視され、交通事故や病気から大切な子どもを守ってくれるように、という願いを込めて飾ります。 また、鯉のぼりは、江戸時代に生まれた節句飾りです。鯉は非常に生命力の強い魚であることから、急流をさかのぼり、竜門という滝を登ると竜になって天に登るという中国の伝説(「登竜門」の由来)にちなみ子どもがどんな環境にも耐え、立派な人になるようにとの立身出世を願う飾りです。

 


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