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スイーツは「甘い」というだけに、砂糖を含むものがほとんどです。砂糖はよくないと思っている方が多いと思います。食べ過ぎはよくありませんが(どんなものでも食べ過ぎはだめです)、砂糖は食品の第2次機能(おいしさ)を私たちにわからせてくれる食品のひとつです。

また、砂糖は、精神を安定させる物質である「セロトニン」という物質の生成に、大きく関係しています。お菓子の糖分とトリプトファン(タンパク質を作っているアミノ酸のこと)が、結びついて、脳内で「セロトニン」が生み出されます。この「セロトニン」は、ドーパミン(喜び・快楽)やノルアドレナリン(恐れ・驚き)などをコントロールして精神を安定させる働きがあります。だから、甘いものを食べるといい気分になるのです。反対に、セロトニンが不足するとうつ状態を引き起こし、自殺の原因にもなるようです。
適量を心がけてスイーツを楽しんでください。

引用文献

柴田博:『ここがおかしい日本人の栄養の常識―データでわかる本当に正しい栄養の科学―』、技術評論社、95-97(2007)

 



NHK放送文化研究所は、日本人の好きなスイーツを調査し報告しています。これによると世代によってまた、男性と女性とでは好みのスイーツは異なるようです。


若い人たちには洋風のスイーツが好まれ、60歳以上になると和風のスイーツが好まれています。

NHK放送文化研究所世論調査部:『日本人の好きなものデータで読む嗜好と価値観』、日本放送出版協会,29-30(2008)

 


ところで、高齢者の方は、「和風のスイーツが好き」ですが、洋風のスイーツは好きではないのでしょうか? 先に示したNHK放送文化研究所の「日本人の好きなもの」の結果をよくみると、半数以上が洋風のスイーツも「好き」と答えていることがわかります。また、女性では、上位10位までに5品目の洋風のものが入っていました。

このように、実は高齢の方も洋風のスイーツを好まれるようです。


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